Rio Entertainment Design BLOG
Rio maga Vol.5
今回は、プランニンングチームの一人、小菅賢一にインタビュー。
自身のストーリーからイベントの将来を語ってもらいました。
広告代理店の限界?
前職は広告代理店の企画営業だったという小菅。
このキャリアチェンジに似た転職には、自身が感じていた広告代理店の限界があったようです。
自身の勤めていた広告代理店に、ひとつもどかしく感じていたことがあります。それが仕事のスタンスで、「広く浅く」だったんですよね。あらゆる取引の仲介をするのが代理店の存在意義でもあるのですが、ひとつひとつに対して特化しない、深くなりづらいというか。ネットの存在もあり、代理店をはさまずにあらゆる人・企業とコンタクトが取れる時代になって、「自分っていらないんじゃないのかな。」そう思ったのが、転職を考え始めたきっかけでした。ただし、広告代理店出身だからこその強みもしっかりと自覚しています。
でも、あらゆるものを広く扱っていたからこその知見やコネクションなどのノウハウがあります。これは、この「プランニングチーム」でもしっかり活かされていますよね。印刷、デザイン、それからメディア……代理店時代に培ったものを活用して、幅広い提案を考えることができるのは、私の強みだと思うんです。
この仕事の楽しさ・面白さとは?
喜んでいる顔を直接見られることです。チラシを打つだけだと顔は見らせませんが、イベントでリアルに接することができるのに楽しさを感じます。ありがとうって言われるとやっぱり、ほっこりと、やってよかったなって思います。
デザイン会社がイベント企画をすること
入ってみると、クリエイティブな部門もありますし、なにもないところからにモノを生み出せるというのは、すごいことだと感じています。社内で造作ができるのは、施工までを請け負っているデザイン会社ならでは、ですよね。例えば、フォトスポットを作るという企画があった時、通常のイベント会社だと企画するだけなんですが、ここではフォトスポットをデザインして作って設営までできてしまう。フォトスポット以外にも、商業施設のサイン看板から、マップを作ったり、それを印刷したり、クリスマスの装飾まで……、提案力の強さがあると感じています。
イベントの将来と、小菅のプライド
先ほど、ネットの存在であらゆる人・企業と直接コンタクトが取れる時代になったと申し上げましたが、それゆえ人を呼ぶことって難しくなっている気がします。そこで「にぎやかし」としてのイベントは、今後さらに伸びていくんじゃないかと思っているんです。安売りのチラシを打つより、こんなイベントやりますって告知したほうが,出かけてみようとさせるフックとして強い。「にぎやかし」は、それ自体では目的やゴールにはなりえないですよね。買ってもらわなければ意味がない。来てくれた人に買ってもらう工夫ってちょっとした努力なのかもしれませんが、そこは常に意識してプライドを持ってやっています。販促費が減って、人が集まったから成功だねと言える時代ではありませんから、今後のイベントはより目的を達成していくことを主眼に置いたものになっていくと思うんです。オリジナリティを忘れず、真の目的を達成していけるイベントを、お客様とともに生み出していきたいと思います。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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Rio maga Vol.3
今回の主人公はプランニングチームリーダーの垣本。
彼の発想はどこからくるのだろうか。。。常にクリエイティブチームを悩ます無重力リーダー。
しかしエンターテイメント業界において発想力は必要なのです。そしてプロジェクトを実現化する達成力も。
リオエンターテイメントデザインの代表と出会ってから約10年。違う道を歩みながらも共に同じ方向を向いて活動していた二人が遂に結束しました。
この業界で仕事をする様になった切っ掛けは?
ー 高校時代の文化祭時に、クラス単位で、催し物を企画し運営し、お客さんの笑顔と企画から運営までみんなで協力しあって、達成感がすごくよかったのが、きっかけで、イベント業界に15年以上やっています。
出身高校は、地元の人たちにも愛され、文化際の会期になると、多くの地元や他校、学校見学の後輩たちが、多くの来場であふれかえっていました。懐かしいです。。。
来場された方々に投票して頂き、企画がよかったのか、2年連続で表彰を受けました。
大学でも、イベントサークルを立ち上げ、企画して青春時代を過ごしていました。また、クルマが好きでしたので、クルマ関連のイベントにかかわり、好きなことを仕事にできるという(イベント企画は、無限大に可能性が広がるんだな)のを知り、はまったのもきっかけです。
前職ではどんな仕事をやっていましたか?
ー 展示会の主催をやっていました。0から展示会を企画、運営、施工関連、派遣スタッフの手配、セミナー企画・運営、展示会とのタイアップ企画、WEBマーケなど、イベントに関連することすべてやっていました。
主催者、来場者、イベント企画・運営 の三位一体で、イベント・展示会が成立することを学びましたし、今でも学んでいます。
一番印象に残っている仕事ってありますか?
ー 印象に残っている仕事は、数え切れないくらいありますので、イベント業界で、思ったことを添えておきます。
イベントを立ち上がるのに、それなりの体力と労力、企画力、巻き込み力などがすごく重要だと考えております。
イベントを通じて、社会貢献ができることが、現在でも一番仕事をしていてよかったと思っております。
・イベント実施周辺の施設関係(飲食店、交通など)に影響を与えられること
・集客イベントの場合、テナント様へのリレーションが図れること
・地域活性化イベントの場合、町興しができ、地元の人たちが笑顔になること
など
仕事をしていて楽しいと思う時はどんな時ですか?
ー 無限大の可能性を、イベント企画(リアル)として創り上げ、運営・装飾を行い、来場していただくお客様が、笑顔になり、「また、来年も来る!」「この企画を考えた人、すごいね」「あそこにある装飾、デザインがかっこいい、素敵!」と言われる瞬間が、イベント業界にいてよかったと思える瞬間とリアルな声が聴ける瞬間が、楽しいと思うときです。
今後のリオエンターテイメントデザインに関してどう考えてますか?
ー エンターテインメントをデザインする会社以上に、枠にはまらない自由な発想と無限大の可能性を追い求めていく、そして無形を有形にする「エンターテインメントデザイン」を世の中に残し、クライアント、来場者、案件に関わる協力会社など、みんなが、ずっと笑顔になるよう、今後のリオエンターテイメントデザインにしたいと思います。
地域活性化事業
水俣SUPBAYの運営、施工サポートを弊社にて行います。
テーマは「海を楽しむバイ!」(バイは熊本弁)
熊本県、水俣市は水俣病の公害から長きに渡り再生への取り組みをされてきました。しかしながら、未だに水俣病のイメージが強いのが現状です。
この度、地域活性化、観光PR事業、街の再生事業の一貫として環境首都である水俣市の観光資源・産地などを再活性化する取り組みがはじまりました。
観光PR、物産展を展開するのではなく、再生した水俣の海を主役として、地域活性化、観光PRを事業として展開します。弊社では会場の設営や、運営、企画の部分でサポートさせていただきます。
海=現在人気のマリンスポーツSUP(スタンドアップパドルボート)を通して、美しく再生した水俣の海を多くの人へ知ってもらい、SUPをフックにして、新しい海の活用や、地元の観光資源、食、物産に触れてもらい、水俣のファンを作り、新たな象徴として「水俣SUP」を推進する事業となります。
今後の開発としては2020年に、「全日本SUP選手権」の開催を目指しています。大会を開催することによって、「SUPの聖地」化を図り、継続的に「美しい海」のイメージをPRします。
また、SUPも今後、オリンピックの選抜種目として、注目されているマリンスポーツとなります。
水俣SUP(ブランド)=美しい海(再生による地域活性化)=SUPの活性化 三位一体の事業となります。
担当者の声
先月現地視察に行ってまいりましが、会場となる海水浴場は本当に綺麗な海でした。山もある、海もある。温泉も出る!!しかし過疎化が進み、海水浴場の周りにある宿も空き家となっている所もあり、より一層このイベントを成功させ、多くの人に水俣を知ってもらいたいと強く思いました。
今年の11月11日にSUPのデモンストレーションと体験会を行います。来年、再来年にかけて、規模を拡大し、最終的にはフェスとして多くの方が訪れるイベントに育てていきます。新事業部として設立したプランニングチームの強みである企画・運営力とクリエイティブチームの設営、デザイン力をフルに活用して、会場を盛り上げていきたいと思っております。
国際物流総合展 #制作事例
今回は国際物流総合展にご出展されたシービーアールイー株式会社様の事例をご紹介致します。
シービーアールイー株式会社様は不動産賃貸・売買仲介サービスにとどまらず、各種アドバイザリー機能やファシリティマネジメント(FM)などの18の幅広いサービスラインを全国規模で展開する法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーです。
CBRE様の社内にはデザインを専門に行う部門があり、ブース デザインの大枠は決まっている状態で、ブラッシュアップと施工のご依頼をいただきました。
提出いただいたデザインを拝見し、上部造作を支える柱の本数や位置など強度面を特に注意しながら確認しながら、なるべくイメージを崩さない様に進める流れになりました。
今回のデザインで一番こだわったのが壁面に使用する木目。
通常ですと、色見本の中からイメージに近い木目の経師(壁紙)を選ぶのですが、経師は通常縦に貼るもので、
木目も縦に印刷されているのです。今回は壁面ならびにカウンターの腰も木目が横向きに流れるので、適した素材に悩みました。
最終的に辿り着いたソリューションが内装工事で使う薄いフロアータイルです。
薄いゴム製のフロアータイルは柔らかいため、カウンターのRにも対応でき、価格も抑える事が出来ます。
木目をよりリアルに見せることもできるので、クライアントからも了解をいただいて、難関はクリアー。
その後の打ち合わせで床材、ブース 内に設置する家具の選定、プレゼンテーションの仕様等を入念に擦りあわせました。
そして迎えた施工当日。
まず木工部隊の到着で立て込みが始まります。
上のボーダー部分に貼り付けるフロアータイルが万が一落ちると一大事の為、一度経師紙を貼り、フロア材との粘着力を高めます。
ある程度造作が建った所でフロア材の登場です。
展示台の扉や仕様上造作とフロア材のサイズが上手く合わない箇所がありましたがカットを繰り返し、互い違いに貼り合わせることで。。。
紙では表現しきれないよりリアルな仕上がりになりました。
照明、モニター、スピーカー、マイクの設置が終わり次はボーダーに造花をつけていきます。
一箇所に偏らない様まんべんなく散らしながら、たるませる箇所はたるませながら施工していきます。
最後に展示資料や椅子の配置や照明位置、マイクテストが終わり施工完了です。
会期終了後のお客様のお話によるとご来場者様からの評判も良く非常にご好評頂けました。
予想以上に設営には時間がかかり、タッカーを握っていた手は設営終了後、何も握れないほど痺れてましたが、クライアント様の想像を超えるブースに仕上げる事が出来たと思います。
展示会のブースデザイン、施工、イベント企画、運営なら
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サイン&ディスプレイショー #制作事例
その白い看板は本当に白ですか?
何の事かピンと来る方はわずかだと思います。
今回は「白さ」に重きを置いて来場者の方に「気づき」を与えるために出展された藤田産業株式会社様の事例を紹介させていただきます。
藤田産業様は愛媛県に本社を置き各種看板資機材を供給する会社です。
我々デザイン会社も直接関係することなのですが、「色」というものは非常にシビアでデリケートな存在で、看板やパネルのデータを作成する際に一番気を付けなければならない部分でもあります。
コーポレートカラーのDICやパントーンのカラー指定はもちろん、写真(特に人物)の肌色補正も非常に重要な作業となります。
しかしながらデータは慎重に作りますが、それを印刷する「メディア」に気をつける方というのは少数であるのが現状です。
こちらの写真は世の中にある一般的な「白」といわれるメディアを並べた什器となります。
白過ぎて非常に分かりづらいですが、左上に貼られているのが藤田産業様が開発・販売しておりますSOLEITA FD-M5004Gというメディアです。
その下に貼られているのがターポリンやスチレンボード、塩ビタックといった通常よく使われるメディアです。
全て白なのですが、こうして並べて見ると色の違いが明白です。
冒頭の「その白い看板は本当に白ですか?」のメッセージには今まで当たり前の様に白だと思っていた色は白ではないと問いかけるメッセージであり、今回のブースコンセプトとなっております。
ブースはとにかく白をコンセプトにデザインして、少々挑戦的なブースではありましたが、余計な造作物がないため注視していただきたい箇所が分かりやすく、ブース内に常駐されているスタッフの方にとってもオペレーションしやすい効率的なブースとなりました。
壁面に使用した白い板。こちらも藤田産業様の商品であるアルミ複合版です。出展製品で壁を覆う事でデザイン性を向上し、製品展示するという2つの重要な項目をクリアでき、来場者の方に効果的にアピール出来る造作となりました。
ブース奥側には本物の建材であるコンクリートサイディングを壁に取り付け、3種のメディアを比較できるコーナーを設けました。
実際に店舗や建築物で使われている素材なので、実際に使用した際の仕上がりイメージが分かりやすく展示しております。
展示会というと、とにかく商材を並べて全てをアピールしたいと思いがちですが、重要なのは出展製品の数ではなく「何を伝えたいか」「何を見せたいか」だと我々は考えてます。
「白じゃないことをみんなに気づいてもらえれば良い、あとのデザインは任せる」
これが藤田産業様からの依頼でした。
こちらは初回に提出させていただきましたイメージパースになります。
出展に対するコンセプトが明確であった事もあり、初回のミーティングからブースが出来上がるまで、お互いにブレなくスムーズにプロジェクトを進めることができました。
弊社にとっても色々なお話を聞く事が出来、改めて気付かされる点も多々ありました。
トータルコーディネータとしてラング 株式会社様のご協力の元、ブースのデザイン・施工をさせていただきました。
どうやってデザインするの?
今回のブログでは実際に施工されるブースがどのようなデザイン工程を経て出来上がっていくかをお見せしたいと思います。
こちらが出来上がったブースです。
中国のクラアント様でサングラスなどを販売している企業になります。今回はホームページよりお問い合わせをいただき、デザイン依頼をいただきました。
まずはラフスケッチ
クライアント様からの要望は ”SENSE OF SPACE” 「空間を感じられる造作」
展示する物はサングラスのみであとは何をしても良い
弊社社長が好きそうな依頼です。ww
いくつかのアイディアの中から選ばれたのがこのイメージ。
今も昔も手書きが基本。多い時には何十案も思いつきのまま頭の中に浮かんだ造形物をラフスケッチします。
CADで図面化する
次のステップはCADを使って、図面化していきます。
手書きで描く初案は実際のブースサイズより大きい傾向があるので、スペックを図面に落とし込みながら、全体のバランスをとります。
図面が出来上がると今度は平面上の線に奥行きを足して立体にしていきます。
この時点で正面、左右、鳥瞰などの様々な角度から造作物の確認が出来ますので、必要に応じて修正を加えます。
パース化する
ソフトを変えます。
次に登場するのがパースと言われるリアルな3Dイメージを作ったり、アニメーションを作ることが出来るソフトに先ほど作成した図面データを読み込みます。
このソフトには豊富なテクスチャが入っており、ガラスや木目など、様々な素材を3Dストラクチャーに貼り付けていきます。
簡単に言えばガラスは透明ですが、壁は透明じゃない。アクリルはツルツルしてるけど、カーペットはザラザラしているといった素材感を与えて、3Dモデルにリアル感を足します。
一番苦戦するのが全体の明るさと、パース上に入れるスポットライト。
強すぎると色が飛んでしまうし、暗すぎると立体感がなくなる。影が強すぎたり、足りなかったり。。。
こまめに調整して、最適なライティングを見つけます。
フォトショップを使う
ここまで来たらあとはフォトショップでリタッチして完成です。トーンカーブやぼかしツールなどを使って、より自然に見える様に仕上げます。
CADで詳細図を作成
完成したパースをクライアントに提出し、追加の要望や変更点を反映しながら、立面、詳細図を作成して各施工業社へ発注するための各部材の細かな指示が書かれた図面を作成します。
この作業がとても大切で、作り手が分かりやすく作りやすい図面でなくてはなりません。
ここ10年間の間でソフトはものすごく進化しました。またコンピュータ自体のスペックも上がった事で、
作業効率は格段に向上しました。
しかしデザインの基本は手書きであり、アイディアが一番重要なのです。
弊社クリエイティブチームは基本を大切にクライアント様のご期待に添えるよう日々努力しております。
株式会社リオエンターテイメントデザイン
お気軽ご相談ください。
Rio maga Vol.2
今回の主人公は社内最年長の京都弁のおっちゃん。
総務の仕事をこなしつつ、イベントの運営・人員確保のエキスパート、藤村(フジモンorモンキチ)。
歳は一番上ですが、いじられキャラのフジモン。社内1親しみやすくムードメーカーです。
今回はそんな藤村にインタビューしてみました。
この業界で仕事をする様になった切っ掛けは?
ー 4年前東京に出てきた時に当時勤めていた会社の協力業者(㈱リオエンターテイメントデザイン)の存在を知りました。その時の私は数ある業社の1社としての認識でした。
ですが年に3回程度イベントのデザイン、施工、撤去の仕事を依頼することになり一緒に仕事をしていくと、社長をはじめ従業員さんのお客様に対して妥協のない仕事はもちろん、きめの細かいフォローを目の当たりにしていくうちに「あぁこの人達とこの業界で一緒に仕事がしたい」と思うようになりました。
社長の第一印象は「えらい若い社長やな〜」でした。外イベントの設営で私たちが運営で入る前に会場で作業されている際は、大抵サングラスを付けていて、「近づくなオーラ」がすごいんですけど、実際はそんな事なくて、むちゃくちゃ仕事するし毎回助けてもらいました。
ある切っ掛けを期にリオのメンバーとなった訳ですが、人生って何が起こるかわからないですね。まさか社長と数年後に一緒に仕事をしているとは当時は思いもしませんでしたモン。
前職ではどんな仕事をやっていましたか?
ー 前職はイベント関係の仕事をしておりました。リオさんに前職のイベント関連で図面やパース作成。デザイン、施工等でお世話になってました。商業施設や、住宅展示場、行政から依頼されたイベントに対して主に運営をしていました。スタッフ管理はもとより、運営マニュアル等の事務作業も行っていました。
一番印象に残っている仕事ってありますか?
ー 今年の6月くらいから、クリエイティブチームの現場にいくつか入りました。大企業の依頼でしたので、いつも通りを実践する難しさと、クライアント様の要望に120%答える仕事がどういうものなのかメンバーの1人して肌で感じました。結論自分はまだまだだと痛感しました。
あとは、全国展開している会社に就職していた時、全国店舗会議において、全国の支店長、営業社員1500名の前で新商品のロールプレイングを行ったことです。
仕事をしていて楽しいと思う時はどんな時ですか?
ー 円滑にイベントが運営できる事に越したことはありませんが、お客様が「今日来て良かった」「楽しかった」と言ってもらえた時ですね。。。って真面目ですみません。(笑)
私の生活って人よりも「ありえない」ことがよく起こる「もっている」ヤツなんです。
- 引っ越しして新居の鍵を不動産屋からもらったはいいが、入居時にオートロックに差し込むと鍵が合わなくてマンションに入れない。
- 30代のころにそこそこ当たる占い師に全体運を占ってもらったら「近年稀にみる不幸の星を持つ人」と言われた。
- 飲みに行くと「定休日」「満席」の確立が異様に高い。
- 頼んだものがまともに届かない。(曜日指定が届かない・破損して届く・中身が違う等)
- 郵便局で5万円降ろしたら千円が50枚でてくる。
ついこの間もマックでバーガーセットと単品ナゲットを頼んだらポテトが入っていませんでした(笑)
そんなエピソードをみんなに話すと、その話は作り話だとか話を盛ってるって言われますけど、ホンマにありえない事がよく起きんるんです!
イベント業も開催中何があるかわからないし、常に新しい事に挑戦しなくてはならない仕事だと思います。そう思うとこの仕事が自分の生活の一部かなって感じたりします。
社内でバカ話して、京都弁いじられながら、週末はイベントの現場で起きる問題に対して解決策を見つけながら楽しむ。だからいつも楽しいですよ。
ここでは書けないありえないこともありますが、これから私とお仕事を一緒にすることがあれば、ぜひ体験してみてください!これから私はリオで「ありえないことを起こす男として」旋風を巻き起こしていきたいと思います!
今後のリオエンターテイメントデザインに関してどう考えてますか?
ー 業績・売上アップはもちろんですが、これからどんどん飛躍して個々が日々レベルアップしながら、初期メンバー7名が役員になれるよう会社規模をドンドン拡大して5年後には上場したいです。
■株式会社リオエンターテイメントデザイン
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Rio maga Vol.1
弊社は9月から7期目が始まりました。
新たな期に相応しく、ブログでも新企画「Rio maga」をスタートしたいと思います!!
内容としましては弊社各メンバーをクローズアップし、デザインやイベントの企画運営等の業務内容やノウハウ、またどのような思いで業務にあたっているかなど、インタビューを通して発信していきます。
外部ライターに委託するのではなく、「社員が社員目線」で捉えることで、より深い記事になるのでは無いかと思っています。
記念すべき初回はこの方・・・
代表取締役 竹林良太にインタビューを受けて頂きました。
プロフィール
神奈川県川崎市生まれ。
中学校まで地元で過ごし、高校よりオーストラリアに留学。
クラシック音楽をメインとした高校生活をシドニーで過ごし、学内のオーケストラをはじめ、鈴木メソードの活動にも積極的に参加し、オペラハウスや教会での演奏など数多く行う。
子供の頃から舞台に立つ側ではなく、舞台裏の仕事に興味を持っていた事から、高校卒業後は本格的に舞台演出の道へ進む。
2003年 |
オーストラリア、Charles Sturt University, Bachelor of Art (Design for Theater and TV) に入学。 シェイクスピアを中心とした舞台演出や映画製作のセット、ライティング、サウンドデザインと技術を学ぶ。 |
2004-5年 |
2年連続 Charles Sturt University, “OSKA SHOW” セットデザイン部門 最優秀賞 受賞 |
2004年 |
Golden Key International 受賞 |
2006年 |
Charles Sturt University 卒業 |
2006年 |
帰国し空間演出の世界で活動を開始。 |
2007-2012年 |
展示会のブースデザインをメインとする株式会社アートアイデアにて活動。 |
2011年 |
営業部長に就任。 |
2012年 |
株式会社リオエンターテイメントデザインを設立。 |
この業界で仕事をする様になった切っ掛けは?
ー 元々は映画監督になりたかったんです。小中学生の時は15分くらいの短い脚本書いて、友達と役割分担して8mmカメラで映画を作ってました。「学校の怪談」やら「宇宙人が人間を襲う」やら、中学校の時は少し大人の男女の出会いみたいなやつとか。
ちゃんと完成した映画は正直ないですけどね。(笑
人を感動させる仕事。観客を泣いたり、笑ったりさせられるエンターテイメント業界に興味がありました。
大学生の時は舞台演出の学科を専門的に学びました。帰国後、実際に映画会社で働いたのですが、すぐ辞めちゃったんです。。。みんな人生で一度は経験すると思うのですが、自分が想像していた事と実際って違う時ありますよね?私にとって映画とはそういう業界でした。
当時は逆ホームシックでオーストラリアに戻りたくて、映画業界で仕事が難しいのであれば、大使館に勤めてオーストラリアに関連する仕事をしようかとすら思ってました。
そんなある日、手に取った求人雑誌に私の前職となる会社が掲載されており、映像でも舞台でもなく空間そのものを演出する仕事を知り入社しました。この前職との出会いが切っ掛けですね。
空間を演出するって、時にはステージを作ったり、時には大型モニターで映像流したりする訳で、私が今までやっていた事は無駄ではなくて、仕事の一部としてちゃんと活かされると感じました。
前職ではどんな仕事をやっていましたか?
ー 展示会のブースや学会セミナーの運営などを手掛ける会社でした。デザイナーとして働きたかったのですが、英語を活用して仕事をしてほしいという会社側の要望があり、配属したのは営業部でした。
いつも隣の部屋でデザインをしているデザイナーが羨ましくて、いつか自分もデザインをしたいと思ってました。
転機が訪れたのは入社して半年ほど経った時。数名の営業とデザイナーが会社を辞めたんです。当然残った私の仕事は増えました。デザイナーも辞めた事で、受注してもデザインが追いつかないという事もありました。
そんな時、もし自分で営業しているクライアントのデザインを自分で描いたらどうなのだろうかと思う様になり、営業の仕事が終わった後、図面やパースを描くソフトを猛勉強し、実際にクライアントに提出してみたんです。
結果は意思疎通も取れるし、対応が早いと高評価。「営業がデザインし、デザイナーが営業する」というリオのスタンスを作る切っ掛けとなった訳です。
自分が変われば周りは変わるし、道は自分で開かなくてはならないですね。自分に言い訳しないで、情熱と固い意志を持って真摯に取り組めば道は自ずと開くのだと思います。
営業がデザインし、デザイナーが営業するって大変じゃないですか?
ー 最初は大変でしたよ!ワンオペで全部の業務をこなす訳ですから。社内に敵も作りましたし ww
デザインをお願いしないで自分で描いている姿はデザイナーにとってはあまり良く思われてなかったと思います。
会社を設立して、思い描く理想の会社を現実にするために、入社した社員にはデザインから営業スキル、現場管理まで全て教えました。
教わってすぐ出来るような単純な業務ではないし、経験も必要なのですが、徐々に社内の誰が受けても同じクオリティでクライアントをサポートできる様になってきました。
弊社では初回のミーティングからデザイン、現場管理までスタッフの入れ替えなしで行います。この担当スタッフが変わらない点がクライアントに対して安心感をあたえると思ってます。
ただしワンオペになると昔の私になるので、定期的にデザインミーティングを行い、新しいプロジェクトのアイディア出しや現場が重なった時の現場管理分担など、社内全体のスケジュールを共有、把握して効率よくプロジェクトを進めています。
一番印象に残っている仕事ってありますか?
ー 中国の仕事で大きなブースを建てたことがありました。真夏のビッグサイトで2日間徹夜で施工した事を思い出します。時間もタイトでやってもやっても追いつかないし、暑いし眠いし最悪でした。
無事にオープンして会期も終了し、いざ撤去。何百回も設営して、設営した分撤去している我々なのですが、施工初日から現場で作業をしてくれていた女性の大工がブースが壊れていく姿をみて泣いたのです。
その姿がものすごく印象的で、辛い物件だったからこそ色々な思いが交差して、感情的になったのだと思います。
クライアント、観客を感動させるだけでなく、作り手を感動させる仕事っていいですよね。
あの時は私もウルってました (涙
仕事をしていて楽しいと思う時はどんな時ですか?
ー 楽しい時ですか。。。基本的に飽きっぽい性格なのですが、この仕事ってクライアントとセッションする営業マンとしての自分。社内でデザインをするデザイナーとしての自分。現場で職人に指示を出す現場監督としての自分。イベント終了後、次のインベントに向けての改善点などを話し合うコンサルタント的な自分。
1プロジェクトに携わる際に様々な自分の姿があって、飽きないし刺激があって楽しいですね。
今は経営という仕事もあり、なかなか現場に入れなかったりしますけど、やっぱり自分が描いたデザインが実際に建って、クライアントが喜んでいる姿を見た時、「感動」がある時が一番嬉しいし、楽しいと感じます。
今後のリオエンターテイメントデザインに関してどう考えてますか?
ー 120%の力を出す事でようやくクライアントの100%へ近づける。自分の限界を物差しにするのではなく、相手の定規で自分を測る。
私は今までそう思って仕事をしてきましたし、これからもそう思ってます。弊社スタッフも同じ様に思っているはず。
デザインとか企画の仕事って、数学みたいに絶対っていう答えがないんです。10人いれば10人違ったデザインが出来るし、間違えはないし、100点も0点もない。
トレンドとかは存在しますが、一番大切なのは相手にとっていい企画でいいデザインなのかです。
社員には私のクローンになるのではなく一人一人が自分の感性でクリエイティブに磨きをかけてくれたら嬉しく思います。
展示会のブースデザインをメインとして事業展開していましたが、私は展示会に拘らず、そこに平坦な空間があればデザインしたいと思っていました。現在はイベントの企画・運営を専門に行うスタッフも増え、続々と仕事の幅が広くなってきていると思います。
空間をもっと楽しく、面白くする。
過去も今もそう思っているから、未来もそうしたい。より多くのクライアント様に信頼される会社に成長できる様に、スタッフを増員しながら育てていきたいと思います。
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ポータブルオーディオフェスティバル 2018 夏
今回はブログとしては久々となります海外企業様の制作事例をご紹介致します。
2018年7月、ベルサール秋葉原で開催されたポータブルオーディオフェスティバルにて、
AUDIOFLY様のブースデザインを担当した事例を紹介いたします。
AUDIOFLY様は「アーティストの演奏を忠実に再現するイヤホン」をコンセプトに、
一般向けからプロモデルまでラインナップされているオーストラリアのイヤホンブランドになります。
2013年に日本進出されると着々と人気が出ています。
今回は日本でのご出展は初となるAUDIOFLY様を弊社がヒヤリング〜撤去までサポート致しました。
日本支社が無いとのことで電話とメールでのやり取りがメインとなった本案件。
多少の時差もありなかなか連絡が取りにくい状況でした。
出展製品もまだ未定とのことで一度ベースプランをご提案させて頂きました。
その後展示会の前に一度来日されるということで打ち合わせをすることに。
直接ヒヤリングをすると一般向け→ライトトーン、プロ向け→モノトーンとブランドカラーがあるとのこと。
今回はピンクを使いたいとご要望があり、4m×4mというほぼ限られた空間の中でどう共存をさせるのかが課題が出ました。
そこで一部に明るい木目で仕上げることによってピンクが浮かないようデザインしました。
またバイヤー以外にも一般のお客様も多くご来場する展示会ですので、各イヤホンの展示方法も大事になってきました。
左右の展示台には4面をアクリルで覆った箱型のディスプレイケースを制作し、中央にはテーパーのかかった三角形の展示台を制作しました。
最終的にお客様にもご好評で、ディスプレイ系は使い回したいとのお言葉も頂けました。
デザイナーが直接ヒヤリングすることによって様々なご要望にお応えすることが出来、認識ズレも少なく、円滑に進めることが出来ます。
是非御社様の熱意やご要望をお聞かせ下さい。
広告宣伝EXPO #制作事例
みなさまも一度は注文したことがあるのではないでしょうか?
今回のお客様はベルメゾンの運営で有名な株式会社千趣会様。
千趣会様は長年にわたりブースデザイン、設営を担当させていただいております。
ベルメゾンネットは、千趣会 ベルメゾンの通販カタログ商品のオンラインショップで、ファッション・コスメ・ブランド・インテリア・ディズニーグッズなどのカタログ販売・
どの展示会でも同様ですが、出展しているのはブースではなく、あくまでもご出展者様の製品。 ブースばかり目立ってしまい、製品に視線を集められないブースでは意味がありません。 あくまでも広い会場内で見つけやすいブース、印象に残るブースが理想です。 今回は木目を基調にしたブースに仕上げました。 R造作をブースの一番目立つ部分(来場者様が交差する会場導線)に設置し、遠くからの視認性を高めてます。 モニター部分の格子造作も内部を見通せて、空間が広く見えるのでいいですよね。 ブース内部にも2色の木目を使用し、アクセントを加え、造作物は混雑時を想定しできるだけシンプルに。 購入したその日からスッと家の一部になるような、みなさんが描いているベルメゾン商品のイメージを崩すことなく 空間を広々と、且つダイナミックにインパクトを与える理想的なデザインができたと思います。 会期中、ブースデザインに関しての取材もあったらしく、弊社としてはこれ以上嬉しいことはありません! 次回ご出展の際もよろしくお願いいたします。
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